要介護3の方の体験会
認知症で要介護3の患者さんに「脳活・歌唱音楽体操」を体験して頂きました。
日中は、ひとりで部屋の中に引きこもっていることが多く、会話はありません。
活舌も悪く、ボキャブラリーも減る一方でした。
とても歌が好きな方だったので、「リンゴの唄」を一緒に歌ってみました。
歌詞が自然と出てくるのです。
もしかしてもう少し高い音程で歌えるかもとチャレンジ!
お年寄りは、負担を掛けないように普段の話し言葉位の音程に下げて歌うらしいのですが、高い声も力強く歌いこなしました。
褒めまくりです。本人も笑顔になり、認められたことが嬉しかったのでしょう。
ここでも「褒める」「認める」「共有する」が大切ですね。
お手玉を使ったプログラム
次に「高校三年生」に合わせて、5人でお手玉を好きな相手に投げるプログラムです。
歌いながら、次はだれに投げるか、逆に自分の所に来るのかなあとドキドキですね。
このドキドキも脳の血流を促します。
また、二つの事を同時に行うデュアルタスクで脳トレも「自然に・楽しく」行っています。
お手玉を落とした時の笑い声は、本当に脳のドーパミン神経が活性化します。
「笑う門に認知症予防」ですね。
音楽に合わせ身体を動かしながら、歌う事は肺機能の強化、身体全体の筋肉の強化にもなります。
口を動かすことにより口腔機能もアップします。
さらに効果を高めるのは、やはり「仲間と一緒に」が大切です。